離婚後の学びと挫折
数々の奇跡によって、家、保育所、仕事をゲットしたシュナ子。
(詳細は離婚直後の奇跡をご覧ください)
でもホッとしたのも束の間、
あっという間に挫折を味わうことになります。
それは仕事です。
親子2人で暮らしていくために、幼児教材の飛び込み営業をはじめたわけですが、
今思えば、性格が向かなかったんですね。
訪問先の奥さんに、「うちは結構です」と言われれば、
「そうですか、失礼しました」とすんなり引き下がってしまう。
それじゃいけなかったんですよ。
契約どころか、話すら聞いてもらえない。
私と同時期に入社した方は元保険のセールスレディで、旦那さんもいる方。
営業後、事務所でなにげなく話していたら、彼女はこう言うんです。
「今日ね、訪問先で、ドアを閉められそうになったの。だから私、足をガッて入れて、閉められないようにしたのよ。向こうも必死に閉めようとしてきたけど、私も負けなかったよ。あはは。」
え・・・!!!!
シュナ子はびっくりしました。営業ってそうやるのか・・・💧
さすが元保険のセールスレディ、たくましい…
そのお宅で成約したかは忘れてしまいましたが、彼女はすでに1件、契約を取っていました。
・・・でも、私にはできないなー・・・
そしてその彼女は、「私も旦那に女らしくないって言われるよ。でも言ってやるの。女なんて、みんなこんなもんだよって」と笑います。
どっちかというと肝っ玉かあさん、といった雰囲気の彼女・・・
つ、強い・・・
私も元夫にしょっちゅう女らしくない、となじられましたが、
「そんなことない!!」と猛烈に怒り、喧嘩になりました。
その怒りの根底にあったのは傷ついた自尊心です。
自分を守るために必死に元夫の言葉を否定し、「そっちがおかしい!」と喧嘩していました。
これですよ、同期の彼女との違いは。
彼女は旦那さんに女らしくないと言われても、自尊心が揺らがず、笑って受け流していた。
本当の強さって、こうゆうことなんだな、とシュナ子は学びました。
そんな学びをしたシュナ子でしたが、契約は一向に取れません。
さすがに、まだドアに足は入れられませんでしたが、
彼女を見習って、恐怖心を隠しつつ、笑顔で訪問販売を頑張りました。
ですが、もともとがそれほど押しの強い性格でも、説得力のある話し方でもなく、
話すら聞いてもらえない日々が続きます。
そして、入社から2ヶ月経って、やっと1件契約が取れ、少し自信が付いた頃。
新しい担当地域になり、頑張ろうと思っていたある日、訪問したお宅の奥さんに、
「おたくの噂、聞いたわよ!どこでうちの情報を調べたの!うちは買いませんから!!帰って!!」と、
すごい剣幕で怒鳴られてしまいました。
当時はまだ個人情報について規制が緩かったので、
市役所で対象のお子さんがいる世帯の住民票が閲覧できたんです。
今考えると恐ろしいですよね。
そんなふうに怒鳴られて、ものすごいショックで…
気持ちを落ち着かせてから事務所に戻り、その出来事を所長に報告すると、
「前の担当者は何をしたのかな・・」と少々困惑していました。
ちなみに前の担当者は誰かは分かりませんが、同期の彼女ではありません。
所長は、シュナ子の営業地域を変えてくれると言ってくれましたが・・・
家に帰ってから、「もう無理だな、人に迷惑がられる仕事は・・・」と落ち込み・・・
心が折れてしまったシュナ子は、次の日所長に辞めることを伝えました。
結婚前から約10年間、元夫に毎日のように「お前はダメだ」と言われ続け、
全てにおいて否定されていた後遺症でしょうね。
なにくそ!と頑張れない。
自尊心は瀕死状態でした。
ただ救いは、そのことを自覚できたことです。
これは本来の自分じゃない。元夫の呪いだ、
ここから抜け出さなきゃいけない、と。
それにしても、やっと得た仕事だったのに、挫折してしまった・・・
これからどうしよう・・・
シュナ子、人生のどん底でした。
あの時は本当に辛かったです!
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