離婚後:准看護学校入学前の奇跡
無事准看護学校に合格したシュナ子。
(前回離婚後:看護助手として働きながら准看護学校合格もご覧ください)
さて、次なる関門は、資金です。
以前、辛い思いをした市役所の児童家庭課。
意を決して再び向かいました。
児童家庭課の窓口に行き、技能習得資金を借りたいと伝えると、別室に通されました。
そこで「2年前、こちらで伺った時に、看護学校に受かってから来いと言われたので、学校、受かったので来ました。」
そう言ったら、その時の辛さや今までの苦労が一気に押し寄せてきて、
思わず涙がこぼれました。
担当の年配の女性は、2年前とは違う方です。
シュナ子の言葉に、申し訳なかったと言ってくれました。
べつにクレームを言いたいわけではなかったんですけどね。
でも、やっぱり心のすみにひっかかっていたんでしょうね。
謝罪されて、なんだか刺さっていたトゲが抜けたような気がしました。
確か、初日は説明や手続きの方法などのお話だけだったと思います。
受付をして、審査されたのかな?忘れてしまいましたが💦
そして後日、具体的な借入金額と書類などを渡されました。
シュナ子は技能習得資金の月4万円だけ借りる予定でいたのですが、
その担当の方が、「学費は賄えると思いますが、生活は大丈夫ですか?」と聞いてきました。
確かに、学費が月3万だったので、学校が終わってから夜バイトに行こうと思っていたのです。
そう言うと、担当の方は、「お子さんのためにも、夜は一緒にいてあげてください」と。
そして、技能習得資金とは別に、生活資金として月6万円、無利子で貸してもらえることになったのです。
返済は就職後、10年かけて返せばいいそうなので、お願いすることにしました。
なんで、そんなに良くしてくれるんだろう、と思っていたら、
「〇〇くんのお姉さんですよね?うちの娘は弟さんと同級生で、〇〇くんにはお世話になったんです」
と言うではありませんか!
びっくりです!地元とはいえ、子供の頃に住んでいた町は市のはずれの方で、
めったにその頃の知り合いになんて会わないのに・・・
そして、ご自身の息子さんを、2歳の時に小児がんで亡くされた話を伺いました・・・
一緒に連れて行った3歳の娘を、とっても優しい目で、でも少し寂しげに見ていたのが印象的でした。
そんなこんなで、これまた奇跡的な流れで、
准看護学校入学後も、なんとか生活できそうです。
そして、手続きが全て終わり、児童家庭課を出る時に
2年前に担当してくれた年配の女性も出てきて、今回の担当の方と2人で
深々とお辞儀をしてくれました。
きっと、2年前はごめんなさい、という誠意だったのでしょう。
おもわず泣いちゃったけど、別に怒ってないよ、と思ったシュナ子なのでした。
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