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離婚後:看護学校時代

シュナ子

准看護学校

准看護学校は、シュナ子が入学する前年から全日制になりました。

(准看護学校入学前のことは離婚後:准看護学校入学前の奇跡をご覧ください)

なので、看護助手の仕事は辞めました。

入学前は、働きながら学校に通いたいと思っていたのですが、

とんでもありません!!

看護学校はめちゃくちゃ忙しい!

UnsplashJason Wongが撮影した写真

1年の夏くらいまでは学校での授業だったので、日々の復習・テスト勉強・実技の練習・実技試験くらいで良かったのですが、

秋から実習が始まると、それはもう忙しいのなんのって・・・

それも1年目の基礎実習はそれほどでもなかったですが(それでもその時はキツかった💧)

2年目から本格的な実習が始まると、月・火は学校で授業、水・木・金は実習病院で実習になります。

実習と一言で言うとさらっとしてますが、

実習に行く前に、自分は何を学びたいのかという計画書のようなものを綿密に立てます。何時に何をする、というのを、スケジュールを組むんですね。

後は、学びたいことの事前学習をします。

受け持ち患者さんの疾患について、受けている治療についてはもちろんみっちり勉強します。

そして実際の援助、例えば足浴ならその準備物品、手順、観察項目、注意事項などなど。

足浴だけやって終わりではないので、洗髪やら、手浴やらいろいろあって、

それぞれ勉強して頭にいれ、手順もイメトレします。(手技は事前に校内実習で生徒同士で練習し、テストで合格しないといけない)

患者さんとコミュニケーションも、ただ喋るだけはいけません。

目的が必要なんです。つまり、会話をすることで情報を得るわけですよ。

コミュニケーションでどんな情報がほしいのか。

はたまた、傾聴に徹し、カタルシスへ導いていくのか。

シュナ子
シュナ子

カタルシスとは、無意識に抑圧されているものを言葉で表出していくことで、症状が軽減・消失することです。

とにかく、漠然と喋るのは看護ではありません。

そして実習病院まで行かなければならないので、朝が早い!7時前に家を出ないと間に合わない病院もありました。(実習内容によって病院は変わります)

実習が終わると、今度は記録です。

その日行った援助について、具体的かつ正確に詳細を記録用紙の様式にしたがって記入していきます。

(シュナ子の時代は手書きでしたが、今はパソコンだと思います。めっちゃ羨ましい・・)

そして行動計画書に、実際に行動した内容を記入し、翌日の行動計画を立て、援助の学習を行う、といったサイクルになります。

いやほんと、大変でした😭

そして、なにが辛いって、当時は学校の先生も、実習病院の指導看護師も、パワハラ全開なんですわ💧

軍隊みたいでほんと、怖かったし、大変でした・・・

つくづく、今の若い人はいいな〜〜〜〜って思います。

そんな実習をこなしながら、月・火の学科のテストもあるので、テスト勉強もしなければいけないし、

さらにシュナ子は家事・育児もワンオペ

ハードでしたね・・・

看護学生時代の育児

シュナ子は毎日9時に娘と寝て、2時に起きて記録や勉強をしていました。

Image by Daniela Dimitrova from Pixabay

寝かしつけて勉強するよりも、一緒に寝てしまって朝起きた方が効率的だったんです。

寝かしつけてから勉強しようと思っても、こっちがそわそわしちゃうから、娘もなかなか寝ないんですよね。

それなら一緒に寝てしまえば、寝かしつけにかかる30分前後が、

自分の睡眠時間にもなって、効率良かったんです。

本当に毎日忙しくて、学校の先生が「毎日ニュースはちゃんと見るように」なんて言ったのを聞いて、

「どうやったらニュース見る時間が作れますか?!」って反射的に質問したのを覚えています。

そんなこと、先生に聞いてもわかんないよな、ってすぐ我に返りましたけど😅

そんな感じで、看護学校時代は本当に大変でした。

実習中、娘が肺炎になって、小児科の先生に入院するよう言われたけど、

実習中だったので、通院で毎日点滴を受けさせたこともありました。

UnsplashHiroshi Tsubonoが撮影した写真

保育所には行けないので、病院の病児保育に有料でお願いしました。

ここも確か五千円だったと記憶しています。

その先生が准看護学校の理事長だったので、シュナ子の事情は理解してもらえたんだと思います。

なんせ入院は親付き添いなので、1週間も実習休んだら留年になっちゃうので💦

娘が点滴を受けている間、ベッドの側で実習記録を書いてましたね。

ほんと、大変だったけど、シュナ子も娘も頑張りました。

そして、首席で卒業、在校生への答辞もしました。

でも、これで終わりではありません。

病院で看護助手として働いていた実感として、これからは准看護師では厳しいと感じていました。

なので、正看護師資格取得のための進学をすることを決めていたからです。

正看護学校進学

Image by tjevans from Pixabay

まずは准看護師免許の試験です。

それは、学校の先生のご指導のもと、すんなりパス。

次に正看護学校の受験です。

これは基礎看護学と、国語・英語の試験だったと思います。

英語はもうね、とんでもない成績だったんですが(自己採点で絶望的)

なんと合格しました!

おそらく、その他の学科と、内申点だと思います。

いやー、嬉しかったですね。

この進学校、看護助手をしている時代にも、

准看護師の方々が口をそろえて「なかなか受からない」と言っていたので。

倍率は確か4くらいだったと思います。

仕事を始めてしまうと進学は難しいと思い、受験しましたが、

合格通知をもらって、次なるステップはお金です。

資金繰り

Unsplashomer shahzadが撮影した写真

准看護師の2年間は、市から技能習得資金と生活資金を借りられて、

なんとかなりましたが、進学分はどうなるか・・・

市役所に相談に行くと、やはり融資は難しいと言われていましました。

市役所的には、准看護師の免許で十分では?との見解でした。

そして、准看護学校進学で借りた技能習得資金と生活資金の返済も、半年後に始まります。

さて、どうしたものか・・・

シュナ子は考えました。

でも不思議と、絶望感はありませんでした。

なんとかしてみせる。何か方法があるはず。

そう考えて糸口を探していたら、

進学する学校のパンフレットに、奨学金の案内を見つけました!

そこで、准看護学校の校長先生に、この奨学金は、申し込めば誰でも借りられるのか相談してみました。

すると校長先生は、進学校に電話で聞いてくれて、審査はあるけどシュナ子の状況ならほぼほぼ受けられるとの返答。

よし、これに賭けよう!

これで月8万の融資を受けられる見込みができました。

今までは技能習得資金と生活資金で月10万円借りられましたが、ちょっと少なくなっちゃうな・・・

そう思っていたら、なんと、看護助手で働いていた病院の看護部長から電話があり、「奨学金、月5万出すので正看護師免許取得後にうちの病院で働いてほしい」とのこと。

UnsplashTaylor Groteが撮影した写真

しかも借りた年数、つまり2年働けば返済は不要とのことでした。

どうやら、卒業式で答辞を述べたので、式に出席していた出身病院の院長が、

看護部長に、シュナ子を引っ張るように言ったらしいのです。

これは受けない理由はありません!

これで月13万円確保することができ、めでたく正看護学校に進学しました。

引越し

正看護学校は隣の市で、引越しをしなけれならなかったので、4年間住んだオンボロ借家とはお別れです。(詳細は離婚直後のオンボロ借家をご覧ください)

でも、次の住まいも同じようなオンボロ借家にしました。だって、お金ないもん。

でも学校の正門から徒歩30秒という好立地でした。

そのころ娘は小学校入学。学童が校内にある小学校を選び、看護学校が終わったら迎えに行く生活でした。

ちなみに、この引越しで貯金はゼロ。

それまでは国民年金もちゃんと払っていたのですが、

さすがにキツくなり、正看護学校の間は国民年金免除の申請をしました。

入学後、准看護学校時代の同級生の噂も耳に入ってきます。

「准看護師でクリニックに就職した〇〇ちゃんは、お給料13〜4万だって」なんて話を聞くと、やっぱり正看護師を目指して正解だと思いました。

それじゃ看護助手の頃と変わらないので、借金返済が難しくなってしまいます。

まあ、就職先にもよるんでしょうけどね。

正看護学校生活

UnsplashWander Fleurが撮影した写真

そんなこんなで正看護学校での学生生活が始まりました。

基本は准看護学校と同じスケジュール。

学習する内容が、准看護学校の知識プラス看護過程というものが入ってきます。

准看護師は医師・看護師の指示のもと看護技術を提供するのに対し、

正看護師は、医師の指示のもとに看護過程を展開し、看護技術を提供していくことになります。

つまり、准看護師は言われたことをそのまま実行。

正看護師は、患者さんの病状や精神状態、家族関係、社会的役割などの情報を収集してアセスメントし問題点を抽出します。

その問題点を解決するために必要な援助を考え、指導したり、援助したりするわけです。

そして、その結果をアセスメントして、また問題点を洗い出し、

計画を立てて援助をしていく、という看護過程をくるくる回して看護しているんですね。

そういった技術を叩き込まれます。

おのずと、実習の記録も看護過程が入るのでさらに難しくなります。

さらに論文を書かなきゃいけないので、それも講義のなかで叩き込まれます。

文献検索の仕方や、論文の読み方、書き方など。

そして卒業前に卒論を書いて全員発表するイベントがあります。

いやー、本当、大変だった・・

しかも何かにつけてグループワークをさせられるんです。

UnsplashAlexis Brownが撮影した写真

グループ分けされ、お題が出される。

それについて放課後、グループメンバーで集まり、話し合い、作業分担など協力しあいながら進めて、授業で発表ってゆーのが何回もありました。

なぜかディベートもやりましたね。これは実務の何に活かせるのか?

医者との戦いですかね?

まあ、この講義で、正しいとか間違ってるとかって、物は言いようなんだな、って学びましたけど。

これも家事育児ワンオベで頑張りました。

そして国家試験合格、晴れて看護師になったシュナ子なのでした。

准看護師制度の現状

先ほど母校のホームページを見たら、なんと去年閉校していました。

准看護学校もだいぶ前に閉校してるし、今は准看護学校はかなり少なくなっているようですね。

准看護師制度について、日本看護協会にサイトがあるので興味のある方はこちらをどうぞhttps://www.nurse.or.jp/aim/jyunkan/

次はこちら
離婚後:ついに看護師として働き出す
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  1. リスキリングネコドットコム

    フォントかわいいですね!なんというフォントでしょうか…?

    • シュナ子

      ありがとうございます!これはテーマのデフォルトをそのまま使っているんですが、デザイン系(Kiwi Maru)、英字はスラブ(Josefin Slab)です。テーマはJIN:Rです😊

ABOUT ME
シュナ子
シュナ子
看護師/ブロガー
ミニシュナ3匹と暮らすアラフィフ看護師です。再婚した夫は元アメリカ人で、プロテスタントのクリスチャン夫婦です。
元シンママで一人娘ももう結婚し、親業は終了!残りの人生を精一杯楽しんで生きていきます!
日々のことや今までのこと、そしてクリスチャンが何を思って生息しているかを綴っていきますので、
ゆったりとCafeで過ごすように楽しんでいただければと思います。
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